心理系大学院に合格するためにはどの問題集を買えばいいの?
本記事では、心理系大学院の合格に近づけるオススメ問題集を厳選して5つご紹介していきます。
以下のような悩みを抱えている人にとって、本記事はかなり役に立つと思います。
- 心理職を目指して、心理系大学院の受験を考えている人
- 問題集がなかなか決まらない人
- 自分がやっている勉強法に自信が持てない人
- 合格することが出来るか不安な人
本記事で紹介する問題集を使用して、
2021年に2つの心理系大学院に合格できたよ!
本記事を読むことで得られるメリットは以下の通りです。
- 問題集を自分で選ぶ手間が無くなる
- 合格の裏付けがある問題集が手に入る
- これまで知らなかった問題集を知れる
- どのくらいの問題集を買えばいいのかが分かる
- 何も分からなくて不安な状態を変えられる
- ライバルに一歩差を付けられる
- モチベーション向上につながる
心理系大学院の問題は100通り以上
結論から言えば、100%心理系大学院の試験問題をカバーできる本はありません。
なぜかというと、大学院の試験問題は、そこに在籍する教授たちが独自で作成するからです。
資格試験などのように、全ての場所で同じ問題が出題されるということはあり得ません。
具体的には、臨床心理学や心理統計学を重視する大学院に始まり、
実際の公認心理師試験の問題に寄せるような大学院も存在します。
更に言えば、【記述問題が多い】・【大半が穴埋め問題】・【半分が選択問題】など、回答の種類も様々。
だからこそ、100%心理系大学院の試験問題をカバーすることが出来る一冊はないのです。
そこで本記事は、筆者が実際に受験した2つの大学院の試験問題を振り返りながら、
どちらの試験問題にも対応することが出来た問題集を紹介していきます。
資格の勉強だと、「これ一冊でOK!」とかあるけどね…。
心理系大学院を目指しているあなたへ
本題に移る前に、本サイトの閲覧者の多くは心理職に関心がある方々だと思われます。
特にその中でも心理系大学院を目指している受験者は、是非こちらの記事も参考にしてみてください。
勉強法を知りたい方はこちら
こちらの記事では、心理系大学院の特徴や勉強方法について経験談を交えて紹介しています。
受験勉強のスケジュールを知りたい方はこちら
こちらの記事では、実際に筆者が勉強してきた1年半を時系列で振り返りながら紹介しています。
オススメ参考書を知りたい方はこちら
本記事では、実際に筆者がお世話になった参考書の中から厳選して5冊紹介しています。
2次試験の面接で聞かれる質問を知りたい方はこちら
こちらの記事では、2次試験で行われる口頭試問で実際に問われた質問をまとめています。
心理系大学院の超オススメ問題集5選
①赤本 公認心理師 国試対策
- 過去3回分の公認心理師試験の問題が収録された超絶ボリューム
- 巻末の心理検査まとめ表がバツグンに役立つ
- 要点まとめ→〇×問題→実践問題の流れで着実に知識が定着していく
筆者が受験勉強の中で、一番お世話になった問題集です。
全600ページ近くある本書には、3回分の公認心理師試験問題が散りばめられています…(笑)
実際の試験とは異なり、各問題を領域ごとに整理してくれているので、かなり分かりやすい。
また、心理系大学院の受験で頻出の心理検査に関しては、本書巻末の心理検査まとめ表が大活躍。
出やすい順にランキングされて表にまとめられているので、バラバラに覚えてきた心理検査がパッとまとまる。
(正直、これだけで買う価値あります!)
インプットが主になっている方は、アウトプットしまくるために本書の購入をオススメします!
②公認心理師・臨床心理士 大学院対策 心理英語トレーニング 英文法100+長文和訳
- 一冊で基本的な文法のおさらいと心理英語の実践演習が可能
- 実践問題の長文和訳はPDF化して何度も練習可能
- 基礎的な英文問題も、心理用語で構成されているので心理英語に慣れてくる
心理学の勉強ばかりしていて、英語の勉強が疎かになっている人も多いのでは…。
試験配点上では、心理学100点・英語50点といった具合ですが、侮れません。
というのも、心理学はほとんどの人が大学生から勉強をスタートしています。
そのため、あまり差がつかないどころか、しっかり得点をとるのは当たり前。
そこで差がつかない代わりに、英語によって振り落とされるという印象でした。
大学受験を経て、長らく英語に触れていない人もいると思います。
特に筆者の場合、調子に乗って問題集から英語の勉強をスタートし、地獄を見ました。
急がば回れというように、しっかりと文法からおさらいしていくことをオススメします。
本書は中高生レベルの文法問題からスタートし、最終的に800字程度の長文を解く流れ。
本書で使用されている英文はどれも心理学に関連したものになっています。
終盤に設けられている実践問題は、本番の試験とほぼ同様(それ以上)の難易度でした。
かなりページ量もありますが、一冊を成し遂げれば随分と実力もつくと思われます。
本書で文法を固めながら、400字程度のこちらの問題集を併用するのがオススメ!
③心理学検定 公式問題集
- もっと問題を解いて反復練習したい時にオススメの一冊
- 自分がどの分野が苦手なのかが一目で分かる
- 大学院の勉強が心理学検定の合格に繋がる
心理学検定は、大学卒業程度の心理学の知識をはかるものなので、大学院の受験勉強にも活用できます。
こちらも全10章に心理学の領域が分類されているので、自分の得意分野・苦手分野が分かりやすい。
心理学検定の開催は、毎年1回の8~9月なので、丁度大学院の入試前のタイミングだと思います。
力試しにもなるので、是非受験をオススメします!
④公認心理師・臨床心理士 大学院対策 鉄則10&過去問30 院試実践編
- 記述問題が練習できる時点で価値アリ
- 本番の出題内容にかなり近い感覚で解ける
- 記述問題の特有の書き方を教えてくれるので、応用可能
河合塾KALSの回し者かと思われるラインナップですが、そうではありません。
「いい本だったなあ…」と感じるものが毎回河合塾KALSなのです(笑)
本書は、院試実践といわれるように、記述形式の問題で構成されています。
というのも、大学院の問題って「テストバッテリーの意味とその有効性を述べよ」という感じ。
約8割程度の問題が必死に紙の上でペンを走らせまくる作業と化します。(時間ギリギリ)
なので訓練的には「心理検査を組み合わせることは?→テストバッテリー」よりも
「テストバッテリー→〇〇ということ」を自力で導き出せるようにする力が必要になります。
それが試験本番で問題を見た瞬間にできるようになるには、反復練習が必要不可欠。
そこで本書は、各大学院の過去問を30問集め、あらゆる問題に対策できるようにされています。
正直、初見で問題を解くと全く文字が書けずに戸惑うと思います。
しかしこれまでそのような解き方をしてこなかったので当たり前なのです。
筆者自身も全く書けなくて絶望しましたが、本書を5〜6周した頃には大分と書けるように。
具体的には本書で説明されていますが、記述問題には止まらずに書ける攻略法もあります。
本書を解いたか解いていないかで、本番の記述問題の解答スピードも大きく異なると思います。
赤の本(上述①)の知識が身についてきた頃に購入することをオススメします。
⑤公認心理師・臨床心理士 大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理英語編
- 【心理学編】と同じ心理学キーワードに関連した英文
- 英文量が400~600字でとっつきやすい
- 網羅すべき重要英単語もリストアップされている
お次はまたまた英語の参考書(問題集?)です。
こちらは文法面よりも、長文読解の演習に重きを置かれたものになります。
内容としては❶で紹介した心理学キーワード100個に関連した長文英語問題。
だからこそ、赤い本(①)と併用することでグッと理解が深まる仕組みとなっています。
試験本番の英文は1,000〜1200文字程度ですが、始めからその文量はキツい。
本書は400字〜600字のものばかりで構成されているので始めやすいです。
左右に問題と解答が載っているのも、ページを捲る手間が省けて地味に嬉しいポイント。
一からスタートするなら、上述した文法書(②)の方がオススメです。
ある程度、文法の能力が回復して、長文読解の体力をつけたい方にはこちらが適しています。
心理学部生にオススメしたい持ち物
まとめ
いかがでしたでしょうか。
品記事では、心理系大学院の合格に近づけるための問題集を厳選して5つご紹介してきました。
最後にもう一度おさらいしておきます。
- 赤本 公認心理師 国試対策
- 公認心理師・臨床心理士 大学院対策 心理英語トレーニング 英文法100+長文和訳
- 心理学検定 公式問題集
- 公認心理師・臨床心理士 大学院対策 鉄則10&過去問30 院試実践編
- 公認心理師・臨床心理士 大学院対策 鉄則10&キーワード100 心理英語編
自分の進み具合に合わせて検討してみてください!