行動療法について勉強したいけど、どんな本にすべきだろう。
心理学関連の書籍は沢山ありすぎて、どれが最適かイマイチ分かりませんよね。
この記事では、【行動療法】について学べるオススメの書籍を紹介してきます。
筆者は、公認心理師養成過程の大学院生です。
日々、行動療法など様々な心理療法を学んでいます。
使える行動分析学: じぶん実験のすすめ
第一歩目として読んでいただきたいのはこちらの本です。
新書になっていて、ページ数も抑えめなので、気軽に読む事ができます。
じぶん実験と題して、日常の自分自身の小さな悩みを行動分析学の観点から捉えていきます。
行動が起きる先行状況、実際の行動、それによる結果を分析し、
どのようなメカニズムで自分の行動が存在しているのかを客観的に理解する事ができます。
自分の感覚として行動分析・行動療法を体験してみたい!ならぜひ。
新訂増補 方法としての行動療法
こちらは行動療法を、より臨床場面上で説明されている書籍になります。
なので、心理専門職を目指す人はもちろん、対人援助に関わる方々に特にオススメです。
著者である山上先生が体験した臨床ケースを丁寧になぞりながら、
そこで生きている行動療法について一つ一つ解説がなされていきます。
前半には行動療法の基礎として、扱う技法について説明もあります。
何度も前のページに立ち返って読み直してしまうほど充実した一冊でした。
山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室
上述した山上先生が、東京大学のゼミにて実施した講義がそのまま書き綴られている1冊です。
こちらは心理学を学ぶ学生さんに特にオススメしたいですね。
ゼミという事で、山上先生に対して、学生からの質問が多く取り上げられています。
学生目線の率直な質問は、まるで自分自身の質問のようで、
目の前で山上先生が答えてくれているような感覚がありました。
もう一つ、この本のおすすめポイントは、優しく背中を押してくれる語り口調で書かれている点です。
特に学生や院生にとっては、読むだけで励まされたような感覚になると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、【行動療法】について学べるオススメの書籍を紹介してきました。
一緒に少しずつ勉強していきましょう!